こんにちは、ブログ管理人の凛太郎と申します。
私はとあるお店を経営してまして、BGMとして1日8時間ほどジャズを聴いています。
さすがにこれ程ジャズを聴く人は、そうそういないかと思います。
ジャズ歴はもう20年以上。
特にピアノトリオが大好物でして、今回は「ジャズピアノの名盤」をご紹介していこうかと思います。
ジャズピアノの名盤って何?
ジャズピアノの名盤って、私なんかが今更紹介しても意味がないような気もします。
ちまたには専門家による批評もありますし、それこそネットにも膨大な情報が溢れていいます。
と・こ・ろ・が・・・!!
名盤って何なのか? ていうのを考えると、やはりそれは今までに自分が何度も何度もリピートして聴いて来たアルバムだと思うんですね。
有名なジャズアルバムって沢山あるんですけど、果たしてアルバム通して何回も聴いているのって、実はそんなに多くないような気がするんです。
それに結構名盤って言われているアルバムって、始めのインパクトが強い物は飽きるのも早かったりします。
そこで今回は、私が「何年も繰り返し聴いているジャズピアノの名盤」をご紹介したいと、そう思う所存であります。
ではレッツごー。
基本的なジャズピアノの名盤
どのサイトやブログでも紹介しているようなアルバムは今回は、さらっと省略します。
どれもアルバム全曲いいと思いますので、要CHEKです。
・ビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デヴィ」
・オスカー・ピーターソンの「ウィー・ゲット・リクエスツ」
・ソニー・クラークの「ソニー・クラーク・トリオ」
・レッド・ガーランドの「グルーヴィー」
やはりこの4枚あたりは鉄板でして、繰り返し聴いていても聴き応えがあります。
誰も勧めるジャズピアノの名盤と言えるでしょう。
でも、こういった名盤をご紹介していては、他のサイトと大して変わらなくなってしまうので、ここからは私が実際に何年も繰り返し聴いているジャズピアノの名盤、いや愛聴盤をご紹介していきたいと思います。
私が実際に繰り返し聴いているジャズピアノの名盤
ではさっそくいきましょう!
ブラッド・メルドーの「Back at the Vanguard」
これも定番といえば定番ですね。
ブラッド・メルドーもいつのまにかベテランの域に来てしまいましたが、このアルバムが発売された時は大勢のジャズファンがひっくり返るほどの衝撃を受けました。
変拍子を多用したブラッドの演奏は新しく、今まで聴いた事の無いようなジャズピアノの姿がそこにありました。
このアルバムがヒットしてからは、ジャズのセッションでも変拍子のスタイルが大流行したとの事。
ライブ盤なので臨場感もたまりません。
ジャケはイマイチだけど中身は最高。
本田竹廣の「ジス・イズ・ホンダ」
本田竹廣(ほんだ・たけひろ)さんを知らない人って、けっこういると思うんですけど、個人的にはベスト3には必ず入る大好きなジャズピアニストです。
もう何年も前に天国に行ってしまわれましたが、そのアグレッシブな熱量のある演奏は未だに色褪せません。
渡辺貞夫さんのバンドでピアノを担当していた事でも有名。
スイングジャーナルの賞を受賞している日本人って、あんまりいないような気がします。
チック・コリアの「ナウヒーシングス・ナウヒーソブス」
上記のブラッド・メルドーもそうでしたが、新しい音の誕生と言えばこのアルバムもそうではないでしょうか。
チック・コリアと言えば誰もが一世風靡した「リターン・トゥー・フォーエバー」を勧めるんですが、やはり電気音が入ってくるので好き嫌いは分かれます。
やはり私はこのピアノトリオのアルバムが、チック・コリアの一番の名盤かなと。
チックのご冥福を心からお祈りします。
ちなみにこれがチックのデビューアルバムです。
山中千尋の「Forever Begins」
う~ん、私は山中千尋さん好きですね~。
演奏能力もずば抜けていますけど、本当に曲が素晴らしい。
作曲家としても類まれなる才能を持っていると思います。
上のライブ動画は「Forever Begins」というアルバムの中の1曲で「so long」という名曲。
これジャズのスタンダードにしてもいいんでない?
と私個人は思っています。
上の動画も本当に素晴らしいんですけど、ちょっとベースソロが長いのがたまにキズ。
「Forever Begins」というアルバムは、全曲いいので名盤と言えるかと思います。
上原ひろみの「ヴォイス」
世界の上原ひろみですが、正統派なジャズファン(?)は、あまり彼女の曲をじっくり聴かないんじゃないかと思います。
ジャズというよりは、プログレッシブ・ロック、いわゆるプログレというジャンルに近いからだと思います。
素晴らしいピアニストだとは思っていても、何となく聴かずにいる人多いんじゃないかなぁ。
いやこれはもう、ジャンルを超えた「上原ひろみの音楽」と言ってもいいでしょう。
ジャズファンとうか、音楽好きなら聴かないと損だと思うんですよね。
上原ひろみのアルバムは全部いいですけど、「ヴォイス」に収録された「フラッシュ・バック」が私は大好き。
とにかく・・・
「かっけええぇぇええーっ!!」
と叫びたくなるような演奏。
動画をちょっとだけでも観てほしいです。
圧倒されますよ!
ピアノトリオじゃないけど、ジャズピアノの名盤
ジャズピアノを聴くとしてら、ピアノトリオを聴くと思うんですけど、管楽器奏者のリーダーアルバムにもジャズピアノの名盤があったりします。
サイドマンで本領を発揮する人っているんですよね。
マイルス・デイビスの「at the Blackhawk」
往年のジャズファンなら「ああ、これね。確かにね」という、マイルス・デイビスのライブアルバム。
でもね、これ、サイドマンのピアニスト「ウィントン・ケリー」のすっげえ名演が聴けるアルバムです。
私の中ではウィントン・ケリーの最高峰はこの時の演奏だと思っています。
もうこれ以上は無理。
リーダーアルバムもいいんだけど、やっぱりケリーはサイドマンとして主役を引き立てる伴奏やソロを演奏している時の方が魅力を感じるんですよね。
ハンク・モブレーの「ソウル・ステーション」
もう一枚ウィントン・ケリーの伴奏が際立つ名盤をご紹介します。
動画は「ソウル・ステーション」というアルバムの中の1曲ですけど、イントロからピアノがいいので取り上げてみました。
ケリーは、何ていうか「あいの手」が上手いんですよね。
「おかず」とか「フィルイン」とかっていうんですけど、サックス奏者の演奏の隙間に粋なピアノフレーズを入れるのがケリーは大得意。
私もジャズピアノやってますけど、ケリーの様に他の人の演奏をグイグイ盛り上げるような伴奏が出来たら最高ですね。
でもジャズピアノの伴奏って、けっこう難しいんですよね。
ある意味ソロより難しかったりします。
ウィントン・ケリーは本当に伴奏とかイントロが上手い。
マイルス・デイビスの「バグス・グルーヴ」
このアルバムって、マイルスのトランペットだったりミルト・ジャクソンのビブラフォンを堪能するものだと思うんですが、私はやはりセロニアス・モンクのピアノに耳が行きます。
私はセロニアス・モンクはちょっと苦手で(何年かしたら好きになる可能性もあるが)、リーダーアルバムも何度かトライした事あるんですが、やはりあんまりかなーと思ってしまいます。
ファンの人ごめんなさい。
でも、このアルバムのモンクの演奏だけは本当に好きで、唯一無二のピアノソロだと思うんですよね。
モンクのピアノソロが入る事で、本当に素晴らしいアクセントをバンド全体の演奏に加えている感じがします。
このアルバムはモンクのソロがあってこそですね。
ピアノソロはそんなに長くない、というか短いんですけど、その短い時間の中でモンクの感性が凝縮されているような気がします。
有名だけど、あまり紹介されないジャズピアニスト
さて、ここからはおまけコーナーです。
ジャズピアノの名盤を紹介しているサイトやブログは沢山ありますけど、あんまり出てこないよなーと私が思っているジャズピアニストをご紹介します。
アリス・コルトレーン
ジョン・コルトレーンの奥さん。
ピアノの他にも、オルガンやハープも演奏します。
色んなジャンルの音楽が混ざったような演奏は私はあんまりなんですが、上の動画のような彼女のピアノトリオは好きですね。
哀愁が満ちています。
ジョバンニ・ミラバッシ
イタリアを代表するジャズピアニストの「ジョバンニ・ミラバッシ」。
ジブリの曲を良く弾いてましたね。
旋律がとにかく美しい。
ジャズピアノの名盤 まとめ
いかがだったでしょうか?
音楽は好みが分かれますので、今回ご紹介したアルバムは人によっては好き嫌いが分かれると思います。
「ああ、これを出すのね。」
「これはないかな~」
「ん、これ知らなかったな」
など、色々な感想をもって頂けたら嬉しいです。
さて、ジャズ好きになるとCDや音源を買いまくるようになるので、お金もかかりますしCDの場合は場所をとにかく取ります。
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ジャズも膨大にあって、オフラインのスマホやPCでも聴けますので重宝しますよ。
では、良い音楽ライフをこれからも満喫してくださいね!