ジャズの名曲「I Can’t Get Started」を詳しく解説します!

今回はジャズスタンダードの名曲「I Can’t Get Started」をご紹介したいと思います。

歌モノもインストもどれも素晴らしいので、お楽しみに。

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ジャズの名曲「I Can’t Get Started」を詳しく解説します!

「I Can’t Get Started(アイ・キャント・ゲット・スターテッド)」と言えば、しっとりしたジャズバラードが思い浮かびますね。

ライブではあまり頻繁に演奏される曲ではなく、私もこの曲を知ったのは半年ほど前。

初め聴いた時はあまり印象が強く残らなかったんですが、何度も聴いていると味が出てきてとても好きな曲になりました。

「I Can’t Get Started」の原曲

「I Can’t Get Started」は1935年に作曲されました。何とも古いですね。

ミュージカルではなく、レヴューという大衆娯楽演芸のために作られました。

ミュージカルもレヴューも同じようなものですが、レヴューは芝居が無い歌と踊りの舞台のようですね。

作曲者

作曲者はヴァーノン・デューク。アメリカの作曲家ですが、本名はウラジミール・アレクサンドロヴィッチ・ドゥケーリスキーといって(長いw)、実はロシアの出身の人。

この曲の他は「ニューヨークの秋」「パリの4月」という有名なジャズ・スタンダードを作曲しています。

ジャズスタンダード曲を何曲も生み出している、あのジョージ・ガーシュインによって才能を見出された人らしいですね。

ちなみに作詞は、アイラ・ガーシュイン。女性のような名前ですが男性。そして上記のジョージ・ガーシュインのお兄さん。兄弟そろって凄い作曲家ですね。

「I Can’t Get Started」の歌モノ

 

動画はバリー・マニロウ。アメリカの歌手で作曲家。世界的にかなり有名で人気のあった人。

あのフランク・シナトラとかと肩を並べるほどの人のようです。

イントロが長いですが、昔の映像を使って雰囲気を上手く出していますね。歌もやはり素晴らしい。

ジャズの人だと、「エラ・フィッツジェラルド」の歌が有名ですね。他にもビリー・ホリデイ、チェット・ベイカー、フランク・シナトラも有名。

ジャズ・シンガーではありませんがロッド・スチュワートも歌っています。最近の有名な人だと、ノラ・ジョーンズも歌ってますね。

「I Can’t Get Started」の歌詞(和訳)

この曲の邦題は「言い出しかねて」。なんともオシャレです。

ただ、直訳すると「初められない」という意味なので、ちょっと違和感もあります。

では私なりの解釈をした和訳を書いておきますね。雰囲気や伝わりやすさ重視ですので、英文に無い言葉も使います。予めご了承ください。

「「I Can’t Get Started の個人的な和訳
僕は世界中を飛び回っている。
スペイン革命の危機も救ってきたんだ。
北極を地図に載せたのも僕。

でも、君との始まりが見えない。

 

ゴルフの腕前はプロ並。
映画の主演オファーだってある。
いい家も持っている。

でも、君のそばにいる事ができない。

君は最高さ。君を想って詩を書くよ。

昼も夜も君を想っているよ。

でも、それが何になるって言うんだ。

世界恐慌は空売りして、乗り切ったし

英国王室に招待された事だってあるんだ。
だけど、僕は君の前で落ち込むのさ。
だって、君との始まりが見えないのだから。

歌詞を見ていくと、男性が主人公のストーリーのようですね。

大ボラ吹きのようですが、実際ある程度はお金も持っていてモテる男のような雰囲気ですよね。

話が上手い感じもします。さんまさんとか、田村正和さんの演じるプレイボーイとか、例えが古くてすみません(笑)。

なので邦題の「言い出しかねて」はやはりちょっと違和感が残ります。オシャレではあるんですが。

「君との始まりが見えない」とかが合っているのかもですが、やはり邦題「言い出しかねて」の持つ雰囲気には勝てませんね。

「恋は始まらない」なら、まあまあ雰囲気があるかもです。

とりあえず、男性目線の歌なので男性の歌手が歌詞とは合っていますね。まぁ個人的にはエラ・フィッツジェラルドの歌が好きです。

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「I Can’t Get Started」のインスト

 

インストもけっこう大勢演奏しています。ジャズピアノの巨匠オスカー・ピーターソンが一番有名でしょうか。

ただピーターソンは華やかで超絶技巧な感じなので、ここは哀愁漂う人を選んでみました。

殆ど無名ですが、動画はジュリアン・ジャクソン。哀愁が半端ありませんね。ハーモニカもジャズにハマりますので意外とお勧めです。

ピアニストですと、ビル・チャーラップ、山中千尋、も演奏しています。

管楽器ですとスタン・ゲッツ、レスター・ヤング、ディジー・ガレスピー、ズート・シムズ、など。

個人的に管楽器で好きなのは、上の中ではズート・シムズですね。 ・・・でもちょっとアレンジし過ぎてたのでスタン・ゲッツを貼っておきます。

 

割と古い世代の人がこの曲を好んで演奏しています。

「I Can’t Get Started」の演奏

私がこの曲と出会ったのは、横浜のジャズバーでした。

ライブで演奏していたのがきっかけで「あれ、この曲知らないな」と思い、演奏者さんに曲名を聞いたんですね。

私は趣味でジャズピアノを演奏しているので、たまにその横浜でのライブを思い出して「I Can’t Get Started」を弾いています。

この曲はそんなに難しくなくて弾きやすいです。keyもCという最も基本的なのもいいですね。

なのでジャズライブでもリクエストすれば、演奏してくれるでしょう。

私は口も上手くないしモテ男でもありませんが、昔の恋愛などを思い出してまたこの曲を弾いてみようと思います。

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ジャズの名曲「I Can’t Get Started」 さいごに

いかがでしたでしょうか。

1935年から生き残って演奏されている「I Can’t Get Started」。ほんとに凄いですね。

最近のミュージシャンはあまりカバーしないようですが、ぜひ演奏してもらいたいと思います。

では最後までお読みいただき、ありがとうございました!