読者を魅了する、面白いキャラクターが作れずに困っていませんか?
そこで今回は人気作品でも実証されている、誰でも簡単に出来る「面白いキャラの作り方」について解説させて頂きます。
この方法を身に付ければ、読み手を強力に惹き付ける個性的なキャラがすぐに作れますので、ぜひ読んでみてくださいね。
人気作品に学ぶ、4つのギャップを使った面白いキャラの作り方
魅力的で面白いキャラクターの作り方として、最も簡単で強力なのは「ギャップ」を作る事です。
なぜギャップを作るのかと言いますと「ギャップ萌え」という言葉もあるくらい、人間はギャップに大きな魅力を感じて強力に惹きつけられるからです。
分かりやすく人気作品から例を出しましょう。
・臆病過ぎる性格なのに、気を失うと強くなる
・荒くれ者なのに、素顔は中性的な美少年
・上品なお嬢様キャラなのに、毒舌(S気味)
「鬼滅の刃」のキャラクターはとても面白くて魅力的なので、分かりやすいですよね。
臆病な少年がず~っと臆病で逃げてばかりだったら、魅力的で面白いキャラにはなりませんし、荒くれ者の素顔がゴツゴツしたイカつい顔だったら、それも当たり前で面白くありません。
もちろん、上品なお嬢様っぽい人が優しい言葉しか言わなかったら普通です。
まあ上品さを極めて異常な所までいってしまったら、それはそれで面白いキャラが出来そうですが。
とにかく大事なのはギャップです。
これだけでも面白いキャラは作れます。ではさらに有名作品から例を出してみましょう。
・女神様なのに、実はポンコツ
・美人騎士なのに、実はドM
・爆裂魔法を使えるのに、実は1発しか打てない
ご存知の方は多いかもしれませんが、これは「この素晴らしい世界に祝福を!」という、ギャグ要素が強めの異世界アニメです。
キャラ達がとても立っていて、めちゃめちゃ笑える人気作品ですよね。
要は、「〇〇〇なのに、実は〇〇〇」というテンプレに性質を当てはめていけば、それなりに濃くて面白いキャラが生まれるんですね。
ではもうちょっと深堀りしていきましょう。
面白いキャラの作り方① 外見と性格のギャップを作る
例えば、「幼女戦記」のように外見は幼女なのに中身は好戦的で悪魔のような人格。
これなんか分かりやすいですね。
冒頭で書きましたが、美少年なのに野蛮な荒くれ者とか。
これだけでも、かなりインパクトが生まれます。
かなり昔の漫画ですが、超絶怖い顔なのにマジメでピュアな学生という設定の「エンジェル伝説」は、それだけでも面白い漫画でした。
面白いキャラの作り方② 外見と職業とのギャップを作る
今度は職業や立場でギャップを作ります。
例えば、エリートサラリーマンの様な外見でも実はホームレスとか。
極道っぽい外見なのに、実は専業主夫とか。(ドラマにもなりましたね。)
超マジメな優等生っぽいのに、実はプロ格闘家とか。
あ、上記の例は逆の方が面白い物がありましたね。
ホームレスのような風貌でそれらしい暮らしをしているのに、実は大企業の超エリートもしくは社長とか。
この設定は人気作品でも結構使われていますね。
面白いキャラの作リ方③ 性格の部分的なギャップを作る
昔から良くある例としては、ケンカばかりしている不良なのに実は動物に優しいとか。
不良が捨て犬を保護したりするシーンはよくあります。
やはりそういったギャップに魅力が生まれますよね。
超ギャルなのに実は奥手で純情とか。
超ギャルなのに家族思いとか。
①と同じように感じるかもしれませんが、ちょっと違います。
外見通りの性格だけど、意外な一面があるということですね。
ギャルであれば、外見もギャルで性格もギャルなんです。
ハデに遊んでいたり、短気で生意気だったり。
でも実は純情だったり、病気のお母さんの代わりに朝晩の食事を作っていたりする、という事ですね。
これこそギャップ萌えです。
面白いキャラの作り方④ 長所と短所のギャップを作る
長所と短所を作るだけでもギャップが生まれ、キャラが魅力的になります。
自然と面白い性格にもなるから不思議です。
この設定だけでも、面白そうな物語が作れそうな雰囲気が漂っているかと思います。
ちなみに下記の1番上は「スラムダンク」で、2、3はその他の人気作品の例です。
残りの3つは私が適当に考えました。
・ケンカに強いけど、女に弱い、モテない
・爆裂魔法を使えるけど、実は1発しか打てない
・超強いけど、普段は臆病
・バリバリのキャリアウーマンだけど、実は腐女子
・知識豊富な美食家なのに、超絶貧乏
・優秀な盗賊の首領なのに、マジメで物が盗めない
こんな設定のキャラがいるだけで、それなりに面白いストーリーが出来そうです。
面白いキャラを作る方法② 正反対の過酷な舞台に放り込め!
この方法もめちゃめちゃ効果があります。
これもギャップと言えばギャップです。舞台設定のギャップです。
主人公を作ったら、まったく正反対であり得ない過酷な舞台に放り込んでください。
超ギャルの女子高生が主人公の場合
超ギャル(ヤンキー)の女子高生に、高校やクラブなんていうのは物語になりません。
なので例えば・・・
・超ギャルの女子高生が、東大受験サークルに入る事になる。
・超ギャルの女子高生が、上場企業の役員になる、または起業する。
・超ギャルの女子高生が、戦国時代や昭和初期にタイムスリップする。
超草食系の優等生男子が主人公の場合
では今度は超草食系の優等生男子が主人公だとします。
これを正反対の過酷な舞台に放り込みます。
・超草食系の優等生男子が、反社会勢力のグループに入れられる。
・超草食系の優等生男子が、ストリートファイトの世界に引きずり込まれる。
・超草食系の優等生男子が、生存率0%のジャングルで遭難する。
面白いキャラの作リ方 さいごに
いかがでしたでしょうか?
ギャップさえ抑えておけば、濃いキャラクター、面白いキャラクターは出来ます。
ギャップ萌えという言葉もありますが、まさにギャップは人の心をくすぐるわけですね。
後は、キャラが何を背負っているか? つまり過去に何があってどんな欲求があるのか? というのを加えるとよりいっそう魅力的で個性のあるキャラクターが出来ます。
ではでは!
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