ども、りんたろうです。
私は今でこそ自分の店を経営してのんきにブログも書いていられますが、20~30代は人間関係に苦しんだりして転職を10回以上繰り返して来ました。(なんと別居寸前までいきました!)
そこで40代となった今、「自分の体験談をブログで書いて、誰かの役に立つ事が出来たらいいな~。」という思いから今回の記事を書こうと思います。
あなたがもし転職の事で悩んでいるのでしたら、「転職すべきか?」それとも「今の職場に踏みとどまるべきか?」という悩みの参考になるかと思いますので、ぜひ最後まで読んで頂けたら幸いです。
転職すると、状況は良くもなり悪くもなるし・・・最悪にもなる。
まず私が話しておきたいのはこれです。
当たり前ですが、転職して状況が良くなる場合もあれば、もっと悪くなる場合もあるんです!
現実は容赦なく厳しいです。
これは私が実際に何度も経験して来た事なので、詳しく書いていきたいと思います。
ちなみに、しばらくうまい具合に話は続きますが、途中から転落人生になりますので、お楽しみに(笑)
転職1回目の成功談 「給料は上がり人間関係も良くなった」
まず初めに、職場の良さは辞めてから良く分かるという話をしますね。
私は新卒で入った会社を2年ほどで辞めています。
その理由は、お世話になっていた上司に「独立するからお前も来て欲しい」と言われた為です。
その上司のおかげで、私は人見知りの性格を改善出来たという事があったので、その上司に言われるがまま転職したんですね。(今でも感謝しています)
上司はとても仕事の出来る人だったので、すぐに事業は軌道に乗って私の収入もプラスになりました。
その職場は5年いましたが「もっと自分が夢中になれる仕事があるのではないか?」と思い、悩みに悩んだ末に辞めてしまいました。
今思えば、その職場には嫌な人間は1人もいなく、とても恵まれた職場環境だったなと思います。
いやこれ本当。
人間関係が良い職場って、人間関係が悪い職場に行かないとその有り難さになかなか気が付きません。
どの職場にも、意地悪な人、陰口を言う人、ひねくれている人、必ず1人はいます。
なので、それは覚悟して転職する必要はありますよね。
転職2回目の成功談 「状況は普通」
私の2回目の転職は、お恥ずかしい話ですが「フリーター」です。
当時の私は24歳くらいでしたけど、アルバイトを2年ほどしていました。
アルバイトをしながら「自分の好きな事を見つけよう!」と思ったんですね。
そこでは人間関係も良好。
アルバイト仲間の若者達と仲良くなり、とても楽しく働く事が出来ました。
しかし、フリーターという立場に不安もあったので、何とも言えないような状況でしたね。
転職3回目の成功談 「天職が見付かる?」
で、3回目の転職なんですが、2年のアルバイト生活に終止符を打ち、また正社員に戻りました。
この時は障がい者施設の職員ですね。
経験0の異業種でしたが、思い切って未知の世界に飛び込みました。
自分にとっては1つの転機でしたね。
「ああ、これが自分の天職だ!」
と思えるような仕事に思えました。
志が高い人間が多く、今思えばこの施設が最高の人間関係でしたね。
理不尽な人も1人いましたが、1人くらいなら全く問題無かったなと今では思います。
よく言われるのが、「1つのネガティブは7つのポジティブで消せる」という事。
つまり、7人以上の良い人間がいれば1人の嫌な人間は苦にならなくなる、という意味ですね。
例えば、Amazonや楽天の商品レビューも7人が良い評価をしていれば、1人の悪い評価はそれほど気にならないはずです。
でも4人が良い評価をしていて、1人が悪い評価している場合は、ちょっと不安になります。
これは色んなケースに当てはまる法則らしいです。
話が脱線してしまいましたが、この素晴らしい職場もとある理由ですぐに辞めてしまいました。
理由は続きをどうぞ。
転職4回目の失敗談 なぜか「起業」になった。
はい、私は20代後半に福祉事業で一度起業しています。
施設仲間で「利用者さんにとって理想的なサービスを作ろう!」という思いでNPOを立ち上げました。
その事業は3人の共同経営という形を取りましたが、共同経営というのは実は最悪です。
誰がトップなのかはっきり決めないと、問題があるとなかなか前に進まないというか、折り合いが付きません。
3人で本当によく揉めましたね。
よく、「創業メンバーは最後まで残らない」と言われますが、結局まさにその状態になりました。
結局3人中私を含めた2人が退職して、残りのメンバー1人が経営者に。
しかし、今でもその事業は継続されていて、職員50人を超えるNPO法人になりました。
1人に押し付けてしまって、今では本当に申し訳なかったなと思うと同時に、そこまで事業を継続させて大きくした仲間をリスペクトしています。
転職5回目の大失敗談 転落人生の始まり
今思えばここからが私の転落人生でした。
起業したのにそれを簡単に投げ出して、福祉の関連会社に入社しました。
福祉の会社としてはそこそこの給料を貰えていましたけど、とにかく人間関係が最悪。
あまり思い出したくないくらいの会社でしたね。
システムもとにかくいい加減なので、大きなミスが連発。
顧客からもクレームが毎日来て、中には会社に怒鳴り込んで来る人もいたほどです。
実はこの状況って、ハイデマンドというヤバイ状況らしいです。
詳しくはこちらをご覧ください。
この頃から私は胃炎に悩まされる事になり、それが長年続きました。
慢性胃炎が治まったのは、なんとその15年後です。
結局、独立起業して自分の店が安定してやっと治まりました。
胃炎の為に、大好きだったコーヒーが長年飲めなくなったのは辛かったですね。
やはりこういう所に来ないと、人間関係の有り難みというのは分からないものです。
もうね、とにかく「普通」なら、それは最高の職場ですよ。
平凡、普通、ちょっと変な人がいる、くらいならそれはとてもいい職場。
上司だって口うるさいのは普通。
どうしたって上司っていうのは、口うるさくなるんです。
あとね、経営者っていうのは色んな勉強して努力しているから、「言っている事がコロコロ変わるんだけど!?」と思うのは仕方の無い事。(人によりますが)
ちょっと我慢すれば、経営者の言っている事は落ち着いて来るかもしれません。
まあ、ずーっと変わらない人もいますが。
で、堪え性の無い私は1年くらいでそこも辞めてしまいました。
本当にダメ人間ですねぇ。
転職7回目の大失敗談 まさにそこは「地獄」だった。
えーと、6回目の転職はそんなに酷くなく、普通だったので飛ばしますね。
とにかく7回目と8回目が本っっ当に最悪でした。大失敗です。
まぁ、自分が悪いんですけどね。
自分で言うのもなんですが、そんなに転職なんてしょっちゅうするもんじゃありません。
良い職場もあれば、最悪な職場もあるんですから。
で、7回目の転職ですが、何とたった2人だけの職場です。
ええ、私を含めて2人ですよ。
そしてとある事で経営者を怒らせてしまって、ずーっと口を聞いてもらえませんでした。
もう何ヶ月も口を聞いてもらえない状態ですよ。
もうその頃の私は家庭も持っていたので、もう流石に転職は出来ないと思っていました。
でもとうとう普通に話してもらう事は出来ずに、辞める事になりました。
人数少ない職場は、追い込まれると逃げ場はありませんので、ご注意を。
転職8回目の大失敗談 もっと凄い「地獄」があった!
はい、来ました。
ここが今でも夢に何度も見る最悪な職場です。
超絶ブラック、超絶パワハラのオンパレード。
本当に今でも夢に出て来てうなされています。(実話)
もうそこを辞めてから10年くらいになりますけど、しっかりと脳裏にトラウマが残っている私の暗黒時代。
人生の谷底とはこの事です。
詳しい内容は、私の自己紹介ページに書きましたので、興味のある方はご覧下さい。
ちょっとドン引きするくらいのパワハラなので、胃が弱い方は読まない方がいいと思います。
でも私と娘で頑張った起業物語もあるので、読んで欲しい気持ちもあります(笑)。
で、本当にパワハラが凄かったんですね。
もう訴えれば裁判でも勝てるくらいのパワハラ。
でもね、私4年耐えました。
パワハラの鬼上司でしたけど、仕事はすっごく出来る人で、とある実績で日本一にもなっている人だったんです。
「何とかここで仕事を覚えよう」という気持ちも、私の中であったんですね。
本当に鬼でしたけど、でも超絶スパルタで私に仕事を教えてくれたというのも事実。
その人を恨む気持ちも長年ありましたが、今ではもう許していますし感謝もしています。
この時の超絶スパルタ指導(まぁ行き過ぎてましたが)が無ければ、今の私は無いでしょう。
・・・でも本当に地獄だったので、10年経っても夢でうなされるんだけどねぇ。
転職9回目の成功談 まさにそこは「天国」だった。
8回目の職場は結局、その鬼上司と私で大ケンカになり、職場は騒然となりました。
結局、ケンカになってその勢いで辞めてきてしまったんですが、もうそれからが大変。
忍耐強い私の妻も、もう我慢の限界を超えて別居の話も出てきました。
何とか転職9回目のダメ人間でも雇ってくれる所はないか、私は懸命に探して何とか9社目の社員になる事が出来ました。
今思えば普通の職場で、普通の人間関係でしたが、人生の谷底を知った私からしたらまさに「天国」でした。
ここは3年ほど在籍しましたね。
この職場には親切で優しい人が何人かいましたが、人の悪口を言うのが習慣になっている人、人の噂話が大好物な人、自分の損得の為に平気で人の足を引っ張る人、の方が多かったですね。
でもそれくらいなら天国です。
ちょっと人間関係が悪いくらいなら、転職は踏みとどまってもいいかと私は思います。
さらに悪くなる可能性もありますからね。
自分をある程度理解してくれる常識的な人が数人いれば、かなりいい職場ですよ。
転職10回目の成功談 また起業して、やっと地に足が着いた。
超絶ブラックな8回目の職場で、私はけっこう仕事を覚えました。
鬼上司の超スパルタ指導でね。
なので、その3年後「あ、これは自分で独立した方が稼げるな」と思うようになり、二度目の独立起業をしました。
この起業が6年以上続いているので、個人事業が自分には一番向いていたのかもしれません。
さて、私が10回転職して、天国も地獄も経験して今思うのは・・・
問題解決していない「何か」があるなら、それはどこまでも追いかけて来る。
という事。
職場変えてもね、同じような問題がまた待ち構えているんですよ。不思議なんですけど。
私の場合はとにかく「仕事を覚える」、「忍耐力を付ける」という事だったのかもしれません。
自分の中でクリアすべき事がクリア出来たら、最適な職場は自然と見付かると私は思います。
転職を考える時に、何の為に働いているのか?を考える
私の様に「この人から仕事のスキルを学ぶまで辞めない」みたいな考えがあるのなら、転職はせずに歯を食いしばって頑張った方がいいです。(限度もありますが)
今の職場で今後の人生で役立つスキルを身に付けられるなら、踏みとどまりましょう。
でも、特に踏みとどまる理由が無くて、人間関係が最悪なら転職しましょう。
私の友人や知り合いには、我慢し過ぎて精神を病んでしまった人が沢山います。
私も精神を病まなかったのが不思議なくらいです。
なのでどうしようもない状況なら、仕事を辞める事は「逃げ」ではありません。
過去の私は逃げ過ぎでしたが(笑)。
そして、やるべき事はやった、学べる物がもう殆ど無い、将来性がない、という場合も転職しましょう。
私も福祉の仕事が大好きでしたが、給料が低すぎて将来性が無い為辞めました。
あと、何かチャンスやきっかけがあったら、どんどん行動した方がいいですよ。
「色々挑戦する」「とりあえずやってみる」というのは、私のモットーでして、それだけはやって来たという自負はあります。
転職10回のダメ人間でも、視点を変えれば「勇気を出して色々やって来た」と言ってくれる人もいるかもしれません。(100人に1人くらいは)
何もやらずに後悔するのは、一番良くない事ですからね。
やるべき事をやったら、あとはほんの少しの勇気です。
ちなみに、転職する時は無料のハローワークやタウン誌で決めてしまうのは最悪らしく、「プロのコンサルに任せた方が、絶対いい会社が見付かる」と私のかつての副業仲間が言っていました。
これも正真正銘の実話で、その友人は手取り16万円から転職後37万円になっています。(友人は工場努めからIT関連会社に転職しました。)
私の友人が利用したのはこちらです。(登録無料)リクルートエージェント
過去に転職10回した俺の失敗談と成功談 さいごに
私の友人には公務員をやっている人がいます。
将来安泰な職業の為に、「やりたい事が他に出来ても俺は絶対転職出来ない。そんな勇気無い。」と言っていました。
確かに安定したいい職業に就いてしまうと、思い切って転職出来ないというデメリットもあるなと思わされました。
もしもあなたが、いい職場に恵まれていないのなら、逆にチャンスだとも言えます。
中には転職したくても転職出来ないという人がいるんですからね。
長文をさいごまでお読み頂いて、ありがとうございました!