今回は、大河ドラマ「晴天を衝け」で使われている方言(埼玉弁、深谷弁)が気になったので、さっそく調べてみました。
ていうか私は埼玉在住なので、どの言葉も馴染みのある物ばかり。
1つ1つ解説していきますので、お楽しみに!
大河ドラマ「青天を衝け 」で使われた方言(埼玉弁)を解説してみた。
ブログ運営者の私「りんたろう」は、埼玉の南部に住んでいます。
そう東京寄りなので、ちょっと都会です(笑)。
でも、高校で出会った県北から来ていた友人や、親族も県北にいますので、「晴天を衝け」で俳優さん達が使っている方言の深谷弁はどれもこれも聞き覚えがある言葉。
深谷弁は正確には「武州弁」というらしいですね。これは初耳でした。
ではさっそく解説してましょう!
「晴天を衝け」で使われた方言(埼玉弁)① 「はー」
出ました、「はー」(笑)!
これ県北の人めっちゃ使いますね。「はー」の意味は「もう」です。
「もう、帰るの?」は「はー、けーるん?」という風になります(笑)。
「はー、けーるん?」って文字にすると「どこの文明の言葉だよ!?」って感じになりますけど、私が子供の頃は親族のお年寄りがよく使っていましたね。
さらにカタカナにすると「ハーケールン?」となるので、さらに異国情緒溢れる響きになりますw
ちなみにドラマでは、渋沢栄一の母親役の和久井映見さんが「はー覚えちまったんかい!」というセリフを言ってくれました。
(和久井映見さん久しぶりに観れて嬉しい!)
埼玉の県北の言葉、つまり武州弁っぽさを出すなら、とにかくこの「はー」を連発して欲しいですね。
それほど「はー」よく使われている言葉で、これを出せば一気に深谷人っぽくなります(笑)。
番組関係者さんがもしこの記事を読んでいたら、今後の「晴天を衝け」でぜひ「はー」をもっと使うようにしてくださいね。
読んでるわけねえかw
「晴天を衝け」で使われた方言(埼玉弁)② 「だいねー」
お次は「だいねー」です。
これもまた、埼玉の県北の方で使われますね。
と言っても、若い人で使う人はだんだん少なくなっているような気もします。
私の高校時代の友人に、熊谷市から通学していたM本君という人がいますが、彼は今でも「だいねー」をよく使います。
「だいねー」は「だよねー」と同じ意味。
M本君の口癖は、仕事で辛い事があると「りんたろう君、これもまた勉強だいねー。」とよく言ってましたw
M本君は車の営業の仕事をしていたのですが、クレームがあったり上司から怒られたりすると、上記の言葉を発していたわけです。(前向きでいい奴でした。)
「晴天を衝け」で使われた方言(埼玉弁)③ 「だんべ」
これまた非常によく使わている「だんべ」。
「だんべ」は「~だろ」だと思います。
「あいつは美人だんべ?」とか、「お腹いっぱいだんべ?」みたいに使います。
あとはちょっとだけイラっとした時とか、「それじゃ中途半端だんべ!?」みたいに使う事もありますね。
私の出身高校は不良の多い学校でしたが、なぜか不良達もこの「だんべ」をよく使ってたんです。
「だんべ」に限らず語尾に「んべ」を付ける不良が多かったですね。
「お前ケンカ弱いんべ!?」「俺の事舐めてんべ!?」みたいな感じですw
「晴天を衝け」で使われた方言(埼玉弁)④ 「きねえ」
晴天を衝けで使われた武州弁で、唯一あまりピンと来なかったのが「来(き)ねえ」です。
その言葉を聞けばすぐに意味は分かるものの、自分の周りで使っている人はあまりいなかったのかもしれません。
まぁ、私はあくまで県南在住ですので(笑)、県北の人でしたら馴染みがあるのかもしれませんね。
「来ねえ」はもちろん「来ない」という意味です。
「晴天を衝け」で使われた方言(埼玉弁)⑤「だに」
「だに」も確かドラマで使われていたような気がします。
この「だに」は、私も子供の頃使ってた覚えがあって、「~なんだもん」の変わりに使う事が多かったですね。
「お母さんは、お菓子買ってくれないんだに!」
「○○君は自分勝手なんだに!」
自分の幼少の頃は、こんな感じで使う人が周りに多かったです。
でも「だに」の使い方はもっと幅広い感じもあって、地方によっては他の使い方もあるのかもしれません。
ただ、漫画とかアニメで全てのセリフの語尾に「だに」を付ける場合がありますが、あれは武州弁ではないですね。何でもかんでも「だに」は付けません。
「晴天を衝け」で使われた方言(埼玉弁)⑥「ちっとんべ」
「ちっとんべ」とは「ほんの少し」という意味ですね。
渋沢栄一役の吉沢亮さんがよく使ってくれました。
この「ちっとんべ」は亡くなった私の祖母もよく使ってましたね。
「ちっとんべー」と語尾を少し伸ばす場合もあります。
私もこの「ちっとんべ」という言葉の響きが好きで、現在でも家族間だけで愛用しています。
私の妻も娘もこの言葉が好きなようですね。
大河ドラマ「青天を衝け 」で使われた方言(埼玉、深谷弁) さいごに
私は埼玉北部に親族がいますので、たまに法事やら何やらでそっち方面に行く事がありますが、今回の武州弁を聞くといつもほっこりします。
どこか人の温かみを感じるのかもしれませんね。
深谷市も渋沢栄一で盛り上がっていますので、お近くの人は機会がありましたらぜひ深谷に遊びに行ってみてください。
その時武州弁が運良く聞けたらラッキーですね。
ではまた!