仕事が限界で毎日辞めたいと思ったら考えて欲しい2つの事

今までどうにか頑張って来たけど、仕事のストレスが限界に来て毎日の様に辞めたいと悩んでいませんか?

この記事では、「研究で実証されたデータ」と「ブラック企業でパワハラを4年受け続けた私の経験」を元に対処方法を作成しました。

すぐにでも辞めた方がいい2つの条件と、仕事を辞めた後に私に訪れた試練と転機についても、詳しく解説します。

仕事が限界で毎日辞めたいと思ったら考えて欲しい2つの事

結論から言いますと、まずあなたに考えて欲しい事は以下の2つの事です。

仕事が限界になった時、考えるべき2つの事
・自分の会社は「ハイデマンド」「ローコントロール」なのか?
・今の会社に残るメリットとデメリット

ではまず「ハイデマンド」「ローコントロール」について解説します。

これらに該当する職場は、限界を超えて精神を病む可能性がありますので十分注意してください。

メンタルを病む「ハイデマンド」と「ローコントロール」

2018年にニューサウスウェールズ大学が、社会人6870人を5年間追跡し行なった研究では「メンタルが悪くなる2つの条件」が解っています。

それが上記の「ハイデマンド」「ローコントロール」です。

もしもあなたの会社がこの2つの条件に当てはまるようでしたら、1日でも早く退職した方が身の為になります。

「会社に迷惑がかかる」「世間体もあるし」などと思わずに心を病む前に退職しましょう。

では2つの条件について詳しく解説します。

「ハイデマンド」とは、仕事の負荷がとてつもなく大きい事

ハイデマンドを一言で説明すると、仕事の負荷がとてつもなく大きい事です。

この状態で仕事を続けると、限界を超えて精神を病んでしまう可能性があります。

例えば・・・

ハイデマンドな会社は精神を病む

・どう頑張っても出来ない事が多い
・納期、期限がいつもギリギリ
・休日出勤、在宅ワークをしないとこなせない
・理不尽で常識の無い人に苦しめられる
・誰かが不幸にならないと利益が出ない

想像しただけでも恐ろしいですね。こんな仕事なら毎日辞めたいと思うようになっても当然です。

ちなみに単に労働時間が長くて大変でも、やりがいがあったり人間関係が良ければ働き安い環境である場合もあります。

なのでまず考えるべきは、自分の会社が「ハイデマンド」なのかそうでないのか、という事です。

過去の私の会社は、上記の4つが当てはまりました。

私はブラック企業から開放された今現在でも、当時の悪夢を見る事が多いです。

「仕事が期限に間に合わない」「何度やっても上手くいかない」という夢を本当によく見ます。

そういった夢から覚めて始まる1日は、何とも憂鬱なものです。

ハイデマンドな職場は開放された後でも、私の様にトラウマになるくらいですので、あなたにも十分気をつけて欲しいと心から思います。

「ローコントロール」とは仕事に決定権が無い事

ローコントロールとは、自分の仕事に決定権が無い事です。

「裁量度が無い」とも言いますよね。

例えば・・・

ローコントロールも精神を病む

・上からの命令は絶対
・改善案やアイデアを聞いてくれない
・自分の判断で小さな事もやらせてくれない

これらの事が当てはまるなら、あなたの会社は「ローコントロール」の会社です。

これでは向上心を持ったりやる気を出したりするのは、ほぼ不可能でしょう。

私も過去に「どう考えても○○を使った方が効率がいい」と会社に提案しましたが、「それはどの支店もやってない」「そういうルールは無いから」と一蹴されました。

こういう事があると、本当にバカバカしくてやってられなくなりますよね。

以上、この2つが揃っていると高い確立でメンタルがやられる事が、ニューサウスウェールズ大学の研究でも解っていますので、要注意です。

ちなみにこの「ハイデマンド」と「ローコントロール」の概念は1979年から提唱されていて、ずっと今日まで研究されている物です。

別の研究では、この2つが精神疾患の14%の原因を占めている事も解っています。

人間の精神はそんなに強くありません。
気が付いたら「限界を超えて心を病んでしまっていた」では遅いので出来る限り早く対処しましょう。

仕事が限界で辞めたいと思ったら、残るメリットも考えよう

そしてもう1つ考えて欲しい事が「会社に残るメリットとデメリット」です。

過去の私は最悪な職場であったものの、どうしても身に付けたいスキルがあったので4年以上上司のパワハラに耐えました。(今では、よく心を病まなかったなと思いますが)

身に付けたいスキルは全部習得出来ませんでしたが、ある程度の力は付けたので後の独立起業に役立ちました。

私は今となっては、最悪な職場と鬼上司に感謝している部分もあります。

その経験があったから、並大抵の事では動じなくなった部分もありますし、身に付けたスキルで家族を養えているとも思います。(トラウマでもあるんですが)

でも、そういった後の仕事に役立つ様なスキルを習得出来ないのであれば、会社に留まる意味はありません。

再就職への不安や世間体などもあるかと思いますが、何のメリットもない会社で心を病んでしまうより、休養や転職を考えるべきです。

自分もそうでしたが、日本人はとにかく真面目で周りの目を気にしてしまいます。

でも一度しかない人生ですし、人生は何とかなるもんです。自分を大事にして欲しいと心から思います。

会社からの圧力などがあってどうしても辞められない場合は、労働組合が運営する「退職代行サービス」もありますので、検討してみてもいいかと思います。

【退職代行ガーディアン】

仕事が限界でその場の勢いで辞めてしまった私

私はハイデマンド、ローコントロールの権化のような会社に入社してしまう事が多く、本当に苦労してきました。

行くところ行くところ、本当にそんな感じの会社ばかりなので、長続きしない事が多かったですね。

転職を何度もしていると「自分が単に忍耐が無いのか? 」あるいは「自分が無能なのか? 」と悩む事も多かったです.。

もちろん、私にそういった要素も多少あったかもしれませんが、やはり「ろくでもない会社」というのは存在します。

それで、私がその「ろくでもない会社」を辞めた時の話なんですが、大変な状況にもなりましたし転機にもなりました。

まず私は喧嘩をしてその会社を辞めてしまったので、その月の給料を支払ってもらえませんでした。

もちろんボーナスや退職金ももらえていません。(4年くらいでは退職金は無いかもしれませんが)

ちなにみ上記の「退職代行サービス」を使えば、会社と有給休暇の交渉もしてくれるので辞めた月の給料などが全額支払われるケースが殆どです。

なので3万円前後の料金がかかっても、勢いに任せて会社を辞めるよりもそういったサービスは有効活用すべきかと思います。

それで話の続きですが、当時の私はすでに家庭を持っていましたので、再就職が決まるまでとにかく自宅に自分の居場所が無い感じでしたね。

肩身が狭いとはあの事です。本当に辛かった・・・。

その後に再就職が決まった会社は、普通の会社で嫌な同僚も何人かいましたが、私にとっては天国でした。追い詰められるようなパワハラが無かったからです。

でも給料が低かったので(それでも辞めたブラック企業よりは7万円ほど上がりましたが)その後すぐに私は独立起業しました。

詳しい事はこちらの記事に書いています。

りんたろうの自己紹介と「父と娘の独立起業物語」

退職は人生の転機にもなったのですが、やはり就職先を決めてから退職した方がいいのは言うまでもありません。

でもそうも言ってられない状況というのも間違いなくあると思うので、ご自分の健康を第一に行動しましょう!

仕事が限界で毎日辞めたいと思ったら考えて欲しい2つの事 さいごに

私もブラック企業にいた頃は、休日の夜になると決まって下痢になりました。今思えば精神的な腹痛ですね。

当時は30歳を過ぎたいい大人でしたが、仕事が辛すぎて帰宅途中で何度も泣いた事があります。当時は毎日辞めたいと思っていました。

落ち着いて今考えてみると「あぁ、あの時の自分は限界まで来ていたんだな」と思います。

普段は温厚な私ですが、あまりにも上司から人間扱いされなかった為にケンカになって退職しましたが、ケンカが出来るくらいの気力がどうにか残っていた事が幸いでした。

限界を超えていたらケンカすら出来ません。

そうなってしまったら心や身体を病んでしまい、あなたもあなたの家族も不幸になります。

くれぐれも自分を大切にして、冷静に最善の選択をして頂きたいと切に願います。

最後まで読んでくださりありがとうございました!