先日私の娘が、私立の通信制高校の面接に行って来ました。
面接のみなので、ほぼ100%合格すると思いますが、家族全員色々な葛藤があったの面接を終えて少し感慨深い物がありますね!
そこで今回は、私の娘、そしてその両親である私と妻が「通信制高校を選んだ理由」を詳しく書かせて頂こうと思います。
娘が通信制高校を選んだ理由① HSCという性質、性格
最近になって「繊細さんの本」という本が話題になり、「HSC」、または「HSP」という生まれ持った性質の人間がいるという事が世の中に少し浸透しました。
通信制高校を選んだ理由の1つとして「HSCという性格を持ったうちの娘には、私立の通信制高校が1番過ごしやすいだろう」と思ったのはとても大きいポイントでした。
HSCとは「人一倍敏感な子供」の略称
お恥ずかしい話ではありますが、私と家族もこの「HSC」という言葉を数ヶ月前に知ったばかりなんです。
HSCとは「Highly Sensitive Child」の略で、「人一倍敏感な子供」という意味です。
これは病気でも障がいでも無く、生まれ持った性質(性格)で5人に1人は存在すると言われています。
生まれ持った性質なので、子育ては関係ありません。
他のクラスメイトが怒られていると耐えられない
うちの娘は、クラスの誰かが先生に怒られていると自分が怒られている様に感じて、とても苦しくなると小学生の頃から訴えていました。
でも私と妻は「自分が怒られている訳じゃないんだから、気にしなくていいんだよ。」「もっと鈍感になりなさい!」とアドバイスするだけでした。
しかしHSCという性質を持った子供は、気にしなくてもいいと何度言われても気にしてしまう訳です。
そもそも教室に大勢の子供がいるだけで、HSCの子供は疲れてしまうタイプもいるくらいなので、それは無理な話なんですね。
なので、通信制の高校でしたら、少人数で授業をやる所が多いですし、先生もカウンセラーの資格を持っている学校が多いので、人一倍繊細なうちの娘が過ごしやすいと思ったわけです。
あ、通信制と言ってもコースが色々あって、月1回学校に行くコースとか、週3くらい学校に行くコースとか選べる学校が多いです。(うちの娘は週3通う予定です。)
まあ、問題は通信制高校を卒業した後ですよね。
何とかHSCという性質と上手く付き合って、大学、専門学校、そして社会に出て大きく羽ばたいて欲しいものです。
HSCは疲れやすいので全日制だと大変
HSCと言ってもタイプが様々です。
私の古い友人もHSP(大人だとパーソンのPが最後に付きます。)らしいのですが、サングラスをかけないと外出が出来ないと言っていました。
私の友人のように目に入ってくる物から刺激を受けてしまったり、誰かの大声で具合が悪くなってしまったり、または衣服が繊維が肌に合わなくて疲れてしまったり、色々なケースがあるようです。
共通しているのは、五感がとても敏感だという事です。
そしてHSCは「人一倍空気が読める」性質を持っているので、周りに気を遣い過ぎて疲れてしまう事が多々あります。
親バカに聞こえるかもしれませんが、うちの娘も面倒見が良くてとても優しい性格をしています。
なので、やはり気疲れが多く疲れやすいので、週3ペースで通える通信制高校は娘にはベストだと思ったわけです。
娘が通信制高校を選ん理由② 他にやりたい事がある。
うちの娘は美術が大好きです。
許されるなら丸一日絵を書いたり、立体造形をしていたいくらいなんだと思います。
通信は月1回の通学コースもあるので、芸能人(またはその卵)とか、スポーツ選手とかも在籍しているケースがあります。
実際うちの娘が選んだ通信制高校は、誰もが知っているような女性タレントの母校でもあります。
なので「学校が休みの日は好きな事に没頭出来る」というのも、通信制の高校を選んだ理由になるかと思います。
うちの娘の場合、部活の時間だけだと物足り無いのは間違いないでしょう。
通信制高校を選んだ理由③ 就学支援金制度があった。
2020年度より、私立高校等の授業料が実質無償化されました。
もちろん無償と言っても全額支援されるわけではなくて、自己負担分もあります。
あとは、世帯年収に応じてその支援額も変わったりしますが、うちの場合世帯年収は微々たる物なので結構支援を出してもらえるようです。
あとお住まいの都道府県によっても、さらに追加で施設使用料などを支援してくれる制度もあるので、通信に限らず私立高校受験をお考えの場合は、確認しておきましょう。
という訳で、この私立高校の支援金制度の存在も学費を支払う親としては、とても大きかったですね。
公立高校に通って塾に行けば、それはそれで学費がかさみますので、それほど学費は変わらないとも考えられますよね。
通信制高校への入学を考えたら、すぐに動きましょう。
現代は多様性の時代ですから、今後ますます私立の通信制の高校はどんどん増えていくと思います。
もちろん、不登校になってしまったお子さん達の受け皿にもなっていますよね。
昔の通信制の高校と言うと、マイナスなイメージを持つ人が多かったと思いますが、現在ではまったくそんな事はありません。
通信制の「N校」なんかは人気があり過ぎて、希望者全員が入学出来ないほどですしね。(オンラインコース以外)
とにかく色々なタイプの通信制高校がありますので、早い段階から情報収集する事が重要です。
私の娘の行く通信制の高校も、説明会、学校見学会、または、中学生の復習をする勉強会、クリスマス会、など様々な体験入学的なイベントがありました。
そこで顔見知りになって友達が出来たりもします。
逆に言うと、ギリギリになって通信制の高校に問い合わせをしても「もう定員になりましたので・・・」と言われてしまう事もあるそうです。
お子様に合った通信制の高校を選ぶ為にも、早めに色々な学校の情報収集をする事をお勧めします。
娘が通信制高校を選んだ理由 まとめ
うちの娘が通信制高校を選んだのは、
・マイペースに通学出来切る事
・大好きな美術が沢山出来る事
親としては就学支援金制度があるのも大きかったですね。(感謝)
どうか、うちの娘ちゃんも高校で大きく羽ばたいてもらいたいですね!
HSCであっても、他の人にはない能力とか優しさがあるのだから。