【簡単】読者を虜にする面白いストーリーの作り方は対立を入れるだけ

自分の作品が面白くならず「読者さんから反応が取れない!」と困っていませんか?

あるいは「人気作品は一体どうやって面白いストーリーを作っているんだろう?」とお考えでしょうか?

そこで今回は、簡単に誰でも出来る「面白いストーリーの作り方」を解説します。

私はこの方法を使い「小説家になろう」の激戦区ジャンルの日刊ランキング30位に入れましたので、実証済みの方法です。

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読者を虜にする面白いストーリーの作り方は「対立」を入れるだけ

ストーリーを面白くする方法はいくつもありますが、ストーリーの最も重要な土台となる物を今回解説します。

それは「対立」です。

実は小説に限らず、映画でも漫画でもそうなんですが「対立」が無いとストーリーがちっとも面白くならないんです。

ていうかストーリーとして成り立たないと言ってもいいくらいです。

ではなぜ対立が無いとストーリーが面白くならないのでしょうか?

それは、色々な障害を乗り越えて、何かを手に入れるのがストーリの基本構造だからです。

過去の私もこれが分からずに、すごくつまらない話を量産していました(泣)。

読者さんは「ケンカ」が見たいんです。ケンカが読みたいんです。

想像してもらうと分かると思いますが、主人公が仲間達と何も揉めずに協力して冒険する、そして誰とも敵対せずに無事に冒険を終了させる、なんていうストーリーは面白くありませんよね?

恋愛小説であっても、恋敵がいたり親の反対があったり、色々な障害(対立)があるわけです。その方が恋愛って燃え上がりますし、その結果面白いストーリーが生まれるわけです。

面白いストーリーの作り方の具体例①「スラムダンク」

バスケ漫画のスラムダンクの主人公の花道は、常に誰かと対立しています。

敵のバスケチームと試合中に対立するのは当然ですが、敵チームの選手に絡んでみたり、時には敵チームの監督にすらケンカを売ってしまいます。

そればかりか、チームメイトの流川とはいつもケンカしていますし、序盤ではキャプテンの赤城とも対立する事が多々あります。さらには不良仲間とも口喧嘩する事もありますよね?

これが例えば、意見がバッチリ合う仲間同士でいつも仲良くして、相手チームにも敬意を払って試合をしていたのでは、スラムダンクの良さや面白さって殆ど無くなってしまいますよね。

面白いストーリの作り方の具体例②「けいおん!」「ゆるキャン」

例えば、一見対立の無いように見える「けいおん!」とか「ゆるキャン」とかでも、対立はたまにあったりします。

「けいおん!」では主人公の「唯」と新メンバーの「あずにゃん」が対立します。(唯はあまり練習せずにゆるくバンドがやりたい、あずにゃんはしっかり練習したい)

ゆるキャンでも、ソロキャンプがしたい「リン」と、グループキャンプもしたい「なでしこ」で意見が合わなかったり(対立というほどではありませんが)、という事があります。

なでしこはお姉ちゃんにいつも怒られていたりもしますよね。

まあ、ゆるキャンは殆ど対立が無いストーリーではありますが、たまにそういったスパイスが入るとやはり面白いかと思います。

敵が出なかったり、主人公に大きな目標が無い話であっても、やはり対立があった方がストーリーにメリハリが生まれて断然面白くなります。

サザエさんのような日常を描いたアニメでも、カツオとサザエが対立していたり、カツオが波平に怒られたりしていますよね。

面白いストーリーの作り方の具体例③ 「渡る世間は鬼ばかり」

先日「渡る世間は鬼ばかり」という大人気ホームドラマの脚本家であった、橋田壽賀子さんがお亡くなりになりました。

その訃報のニュースで知った事なんですが、そのドラマがテレビで上映中には「橋田先生、どうして我が家の苦労が分かるんですか!?」と視聴者の人から何通もの手紙をもらったそうです。

どうして「渡る世間は鬼ばかり」は高視聴率を維持し、そんな現象まで起きたのでしょうか?

その答えは「共感」です。

あのドラマは殆ど家族や親戚の中でストーリーが完結するんですが、常に何か問題が起こって登場人物達がケンカするわけです。

常に誰かと誰かが揉めています(笑)。

最近テレビに出なくなりましたけど、えなりかずきさんが演じる少年は常に親と対立していました。

で、これって「家族間あるある」と言えるくらい、誰もが似たような経験があるので凄く共感するするわけなんですね。

色々な問題や障害を乗り越えていくのが人生なので、ドラマ(ストーリー)を観ていると共感するし、次にどうなるのか観続けてしまうわけです。

なので、あれだけの人気が出たわけですね。

ちなみに橋田壽賀子さんは、新聞の投書などをマメにチェックして、人々はどんな悩みを抱えているのかをリサーチしていたそうです。

面白いストーリーを作るには、多くの人が抱える悩みや困難、悲しみや怒りなど、をリサーチしておくと強く共感されていいのかもしれませんね。

「渡る世間は鬼ばかり」にケンカや対立が無ければ、ただのラーメン屋を営んでいる家族の話なので、やはり面白いストーリーにはなりませんし、誰も観てくれませんよね。

面白いストーリーを作るには「対立構造」も重要

「でも、自分の作品ではバトルばかりしているから、常に対立しているけど?」と思った人もいるかもしれません。

もちろんバトルが無いよりはあった方が面白いのですが、それだけだと表面的な面白さだけになりストーリーに深みが出ませんし、読者さんから共感もされません。

大事なのはその作品の土台は「一言で言うといったい誰と誰の戦いなのか?」と言える事がまず大事です。

そして、もっと大事なのは、なぜそいつらは喧嘩しているのか? という事になります。

その二者は求めている物、理想、が全く違うから喧嘩になるわけです。

そういった対立構造をしっかり作ると面白いストーリーが出来てきます。

例えば・・・

誰と誰の戦い(ケンカ)なのか?

・人類と巨人との戦い
・人類とパラサイトとの戦い
・オタクとリア充との戦い
・金持ちと貧乏人との戦い

こんな風に一言で、誰と誰の対立なのかを言えるようにすると、しっかりとストーリー、物語の軸が出来ると思います。分かりやすくもなりますよね。

まあ、私も3作品目くらいでやっと分かって来た事なんですが(笑)。

これが軸にないと・・・

「何で戦ってるんだ??」

「何も争いが起きないな??」

みたいに読者さんに思われて、本当に物語が薄っぺらい感じになるんですよね。

もう私の1~2作品目は本当に誰からも共感されてなかったと思います。

そういった対立構造が出来上がれば、登場人物の背景も生まれて「強い欲求」が出てきます。

そうすると「登場人物、キャラクターが勝手に動いてくれる」という現象も出てきて、執筆が楽になり楽しくなります。

詳しくはこちらをどうぞ。【簡単】強烈に人を惹き付けて虜にする魅力的なキャラクターの作り方

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面白いストーリーの作り方 まとめ

・とりあえず、敵と対立させよう。

・時には仲間とも対立させよう。(軽い口喧嘩でも効果あり)

・物語の軸となる「対立構造」を考えよう。

・一言で言うと「誰と誰の対立なのか」を言えるようにしよう。

・そいつらはどんな理由で対立しているのか考えよう。

とりあえず、キャラ達が対立している間は、そこそこ面白いので退屈せずに読者さんは結構読んでくれます。

なので常に対立が起こるように、ストーリーを進めてみましょう。

ちなみに私は以下の本で、ストーリーの本質を学びました。

ではまた!