カッコイイ響き!ジャズピアノの「右手和音フレーズ」の仕組み

今回はジャズピアノの右手の和音について解説しようかと思います。

これは私がずっと疑問に思っていた事だったんですが、最近ようやく分かりかけてきました。

なのでこの記事が同じ悩みを持った人のお役に立てれば幸いです。

ちなみに私はその道のプロではありませんので、理論的に間違った事を言っている可能性もあります。予めご了承ください。

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結論。ジャズピアノの右手和音フレーズの仕組みはシンプルだった。

素人の私がたどり着いた結論ではありますが・・・

その答えは、メロディ(主旋律)にルートや3度、5度、7度、もしくは9、11、13、などのテンション音を合わせるです。

メロディによっては、合わせる音が鍵盤から近過ぎたり遠過ぎたりするので、適度な距離にある音を選ぶようにすると選択肢はそれほど多くはありません。

その中で1番かっこいいと感じる音を選んで、メロディと合わせて和音にするという事ですね。

私は初め、テンションの13th がいい響きがするから13th を合わせようとしていたのですが、コード進行やメロディ(主旋律)によっては和音が合わない、なんか音が濁る、という経験をして頭を悩ませていました。

で、次に試したのが「メロディから鍵盤が1つ~2つ離れた音をプラスする」という物。でもこれも合わない音があるし、合う和音になってもジャズ独特のカッコイイ不協和音にならなかったんですね。

これって本当に自分はバカだったなあと思っているんですが、要は右手の和音フレーズでも結局は「状況に合わせたヴォイシングをしろ」という事なんですよね。

(まあ1音だけプラスするだけなので、ヴォイシングという程のモノではありませんが)

なのでジャズピアノの伴奏(コンピング)もしっかり勉強していけば、自然と分かる事ですね。

ジャズピアノ中級者さんや上級者さんからしたら、「コイツ、アホな事書いているな~」というレベルです。お恥ずかしい・・・。

でも右手の和音について解説しているサイトとかYouTubeとかって、全然無かったんですよね。

あっても「特に決まりはありません」とか「ルート音を足しましょう」とかだけだったんで。まあそれはそれで正解なんですけど。

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ジャズピアノの和音フレーズは、メロディやコードによって音は変わる

ここからは少し具体的にご説明しようかと思います。

例えば「枯葉」の冒頭「Cm7」というコード符の所でアドリブするとします。

もしもそこで、「ソ・ラ・シ」というメロディーを弾くとしたら・・・

まず「Cm7」のルートである「ド」を加えてみると、まあまあ和音として成立します。悪くない音ですね。

「ソ・ラ・シ」に低い方の「ド(4度下)」をそれぞれ合わせる感じ。

でもこれってまとまり過ぎて、何かジャズ特有の和音として物足りなさも感じます。

そこで、今度は「ソ・ラ・シ」に、テンション音である9th を加えてみる事にしましょう。つまり「レ」の音ですね。

どうでしょうか? 割といい感じの和音になったと思いませんか? 鍵盤もそんなに離れていないので弾きやすいですし、ジャズ特有の和音の響きも出たのではないでしょうか?

この「レ」は低い方でも高い方でも、どっちも和音として成立しますが、メロディをしっかり響かせたい場合はメロディがトップノート(高い音)になるようにした方がいいですね。

つまり、そういう場合は低い方の「レ」を使うという事になります。

もしも「レ」の音があなたの好みでない場合は、違う音を選んでみてくださいね。

繰り返しますがコード進行の「Cm7」という箇所では、コード音やテンション音のどれかをメロディに加えて和音にしてあげればOK。

「ド・ミ♭・ソ、シ♭(コード音)」+「レ・ファ・ラ(テンション音)」

この中からメロディと適度な距離にある音で、いい響きのする音を選びましょう。

同じ和音でも高音域と低音域では響きが違う

この方法をやっていて気がついたんですが、高音域ではカッコイイ響きの和音なのに低音域で同じ音で和音を作ってみても音が濁ったりする事があります。

そういう場合は違う音を選びましょう。

これが音楽の難しさであり面白さなのかもしれませんが、少し注意が必要ですね。

ルートと♭5度を同時に弾くと、ブルージーになる。

ジャズピアノでは左手のヴォイシングをする時、真っ先に省略されてしまうのがルートや5度の音。

ピアノソロですとルートは重要な音になりますが、アンサンブルになるとベーシストがいるのでルートは弾かない場合が多いですよね。

(人によってはアンサンブルでもルートを重要視する人もいます。)

でも右手の和音フレーズの時は、場合によってはルートや5度をメロディに加えるととてもいい響きになる時があります。

いい響きになる和音は、テンション音だけではないという事ですね。

また、この両者を和音にしてもいい響きになります。「5度 + ルート」もしくは「♭5度 + ルート」。

♭5は「ブルーノート」と表現する時もありますが、これにルートを足すと何とも気持ちのいい音になります。

あのブルースフィーリングのあるカッコいい響きの正体はこれです。

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ジャズピアノの和音フレーズ さいごに

ここまで解説しといて何ですが、ジャズピアノ初心者であれば右手の和音フレーズはまだやらなくていいと思います。

和音や小難しい「なんちゃらスケール」を覚えるよりも、ジャズ特有のリズムパターンを覚えた方が上達は早いです。

ジャズの巨匠の演奏を沢山聴いて、簡単なフレーズのリズムからモノマネしていくのがいいですね。

「ッタータッタ~♪」とか「ッタラッタッタッタ~♪」とか、そんなんでいいんです。

簡単なリズムの耳コピってめちゃめちゃ簡単で、しかも一気に音楽的になってアドリブらしくもなりますよ。

「スケールの上昇下降だけになって、アドリブっぽくない!」と悩んでいる人はぜひ試して下さい。世界が変わりますので。

リズムを工夫するだけで、演奏が感情的にもなりますし「歌心」も加わって、表現豊かなアドリブになります。

ではまた!